pianoman さんの日記
2022
4月
17
(日)
19:50
本文
2022年4月17日 |
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桑原志織さんのピアノリサイタルが開催されました。
桑原さんの演奏に、思わず写真撮影の手も止まり、聞き入ってしまうことがありました。桑原さんがつくりだす音の魅力に引き込まれたリサイタルでした。(広報/元規)
-------☆☆☆------- 最近、道を歩いていて如実に感じるのは、後ろの若者にどんどん追い越されること…。 部活(ライフル射撃)に励んだ頃、50メートル走6.6秒だった健脚は今いずこ…。 聞けば大腰筋が衰え、歩幅が狭くなって歩行スピードが低下している..とのこと。 弾よりも速く走れ!!...そんな夢の目標、今となっては遥かなる「幻」となりました。 どうやら老化という名の「悪魔」が、私の体内でさすらっているらしい。 心に響く名曲コンサートシリーズVol.2として今回はサロン初登場の桑原志織さんをお迎えしました。昨年開催されたルービンシュタイン国際コンクール第2位受賞当時の感動を文字通り再現していただき、桑原さんの「今」を皆様にお楽しみいただきました。 ベートーヴェン・シューベルト・ブゾーニ・リスト…クラシックの王道とも言える個性ある作曲家を中心として、時代背景・人生観・相互のかかわりなどを考慮した絶妙なプログラムはどれも不思議な魔力をもつ曲目で構成され、聴く者の心・魂を奪い取るほどの圧巻の演奏に酔いしれるひとときでした。 ※アンコール ①6つのバガテルOp.126-1②即興曲Op.90-3③ラ・カンパネッラの3曲 今回とりわけ、心に残ったのはシューベルトの「さすらい人幻想曲」。 孤独・悲哀・諦念・夢幻・救済を内包しつつ、困難に立ち向かいさまよいながらも自らの居場所を求めてさすらう心を芸術に高めた難しい作品を、D274の響きとともに余すところなく心象表現され、ブルードレスを纏った麗しい悪魔の権化?桑原さんの演奏に心を打たれたのは私だけではなかったと思います。 そして最後は、リストのソナタロ短調…。 終結部の揺るぎない音を聴きながら、同時にこの作品がシューベルトへのオマージュから生まれたものであったことに改めて気づかされました。 コンサート風景から当日の雰囲気を少しでもお楽しみいただければ幸いです。 サロンにお集まりのすべての皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。 戦禍にあるウクライナ、さすらう人々の安寧と平和を祈りつつ。 今、「魔王」(David Garrett)を聴きながら、 老化という名の「悪魔」を終生の友として余生を過ごす覚悟を決めたオーナーです。
-プログラム-
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日時 | 2022年4月17日(日曜日)14:00- |
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演奏者 | 桑原志織 |
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新緑の季節、とても気持ち良いですね。四季折々、自然も音楽も楽しんでゆけたらと思います。当サロンでは、演奏家さんと来場者の距離の近さを活かしたコンサートづくりを心がけてゆきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
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