pianoman さんの日記
2022年10月30日 |
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耳をすませばそっと聞こえてきそうな風のささやき…。人恋しさに心揺れる季節の中で、ふと気づく自然界の音に限りない郷愁を感じつつ…。
秋の日の午後はメジューエワさんの奏でる「Culture of sound」の世界へお客様をご案内しました。
音楽サロン A PIACEREとして記念すべき音楽物語「第100話」はメジューエワさんから届いた下記メッセージにすべてが語られているように思います。
『今回のプログラム、前半はブラームスの大作ソナタをお聴きいただきます。重厚な構造の中に、「愛」、「死」、「運命」といったドイツ・ロマン派的な主題を盛り込んだ、初期ブラームスを代表する傑作です。後半はロシア文化「銀の時代」(19世紀~20世紀)を代表する二人のピアニスト=作曲家、スクリャービンとラフマニノフの作品を演奏します。スクリャービンの繊細な抒情と、ラフマニノフの巨大なスケール感。ロシア・ピアノ音楽の醍醐味を味わっていただければ幸いです。皆様に楽しんでいただけるよう精一杯演奏したいと思います。』
さて何を隠そう、大人になってから趣味のピアノを再開した私が、練習する曲のニュアンスを掴もうとして購入したCDの演奏者がメジューエワさんでした。(このCD、現在は販売されておらず貴重な宝物です)
昨年、メジューエワさんの流暢な日本語で音楽への想いを語られるTV番組を拝見しながら、彼女の生音を聴きたくて是非ともサロンへ招聘したいと一念発起。予め彼女の著作を二冊読破した上で、出演交渉に入りました。
ウクライナ侵攻やコロナ禍で、招聘に伴う困難も多々あったものの、窮すれば通ず、至誠天に通じて今回のご出演決定となりました。快諾いただいたメジューエワさんには感謝の一語に尽きます。
〇力強く迫力を伴った素晴らしい演奏でした。メジューエワさんのCDは何枚も持っておりますが、Live演奏とは大違いですね。今回の演奏会を開催していただいた主催者の皆様に感謝いたします。 〇第100回記念すべき今日、極上の音楽を聴くことができ幸せな時間でした。
〇贅沢の一語に尽きる演奏会でした。メジューエワさんをこんな少人数で聴けるとは。
〇コンサートホールでは味わうことのできない贅沢な音楽を愉しむことができました。
〇初めてのサロンコンサート。音の響きに驚きの感動でした。また伺いたいです。
演奏から強くうかがわれるのは、彼女の音=文化へのこだわり。
終演後、メジューエワさんから届いたメッセージの一部です
今回もサロンにお集まりのすべての皆様に感謝いたします。ありがとうございました。
※当初はロシア語の通訳が必要なのでは? などと若干の不安もありましたが、若々しいお声の日本語で 「初めまして…」のご挨拶をいただき、ホット胸をなでおろしたオーナーでした。
-プログラム-
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日時 | 2022年10月30日(日曜日)14:00- |
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演奏者 | イリーナ・メジューエワ |
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● | プロフィール・当日の概要はこちら | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
徐々に人が集まる空間が日常的になり、そしてそこで生まれる交流や笑顔が増えてきたように思います。これまで当たり前であったことになにか特別感が伴いますね。
当サロンでは、演奏家さんと来場者が一緒になってコンサート会場の雰囲気を作っています。ぜひ、そうしたあたたかな交流の場を保ち続けてゆきたいと思います。(広報 元規)
2022年の予定はこちら。
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